誰が言い出したのか知らないが、うまい言い方だと思うが、何かちがうという気もする。
仕事をやめてほぼ一年になる。
まだ、うっすらとではあるが、「土曜日」と「日曜日」がある感じだ。
きのうは、高校時代の友人十人で飲んだ。男七人のうち、「毎日が日曜日」は私だけだ。幹事役のF君は、ビルのオーナーで、ずーっと「毎日が日曜日」みたいなものだから、別格。
サラリーマンの三人は、60を過ぎてなお要職にあり、会社から必要とされているのだから、立派なものだと、本人たちは思っている。企業経営者のW君は、身体が動かなくなるまで働くだろう。高校の先生だったN君は、定年退職後、私立の学校で講師をしている。
私に、「毎日が日曜日て、いったいなにをしてるんや?」と聞く。
「絵、描いてる」
「あー、おまえは、それがあるからええわなあ。わしら、なんにもないからなあ」
誰と話しても、こういうパターンである。「絵を描いてる」と言えば、納得できるようだ。別に、べったり絵を描きまくってるわけではない。
N君は続ける。
「去年まで、週三日学校に行って、四日休みや。時間もてあますで」
ふんふん。
「今年から、週四日学校で、三日休みになったんやけど、きついわー。三日の休みなんか、あっというまやからなあ」
???
週四日の休みでは、時間をもてあますが、三日では足りない。
どうしろというのか。
一週間を八日にして、四日休みにすればいいのだろうか。一週間の日数を増やすと、一月の日数が増え、一年の日数も増える。そうなると、年をとるのが遅くなる。若者が増えて、高齢者が減る。
少子高齢化対策として、無理のない方法で、いいんじゃないでしょうか。