若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

柏原君をどうするか

一昨年の箱根駅伝で、順天堂大学の今井選手のことを、アナウンサーが「山の神」とたたえた。

箱根の山を、素晴らしいスピードで駆け上ったとはいうものの、いくらなんでも「山の神」はいいすぎだと思った。
アラブ系テレビ局アルジャジーラだったら、即刻取り消しとお詫びですよ。

「ただいまの放送中、不適切な表現がありました。取り消しの上、アナウンサーは鞭打ち100回の処分といたします」

いや、「山の神発言」自体がありえないか。
アラーのほかに神はないのだ。

さて、今年の箱根駅伝で、今井君と同じ区間を走った東洋大学の一年生柏原君が、なんと今井君の記録を、あっさりと、しかも大幅に破ってしまった。
いわんこっちゃない。

さあ、どうする?と思っていたら、アナウンサーは「山の神童誕生!」とか叫んでいた。
これはおかしいでしょ。

「神童」というと、幼稚園児か小学生というイメージだ。
子供なのに難しい数学ができるとか、バイオリンがうまいとか。
大学生は「神童」ではないだろう。
それに、「神」より「神童」が上というのもおかしい。

柏原君のことを、「山の魔神」と書いた新聞があるようだ。
「魔神」の方が「神」より上なのか。
「魔神」というのは、昔から目にする言葉だが、どんな「神」なのだろうか。

多神教もいいけど、神様たちの位置づけが難しい。

さて、「山の神」今井君を破った柏原君をどうするか。
私は、「風の神」を提案したい。

「今井君が山の神なら、柏原君は風の神です!」

こう絶叫しても、それほどおかしくはないと思う。
わかったようなわからないような感じで、いいんじゃないでしょうか。

え?柏原君の記録が破られたらどうする?
「光の神」、かな。

「光の神」の記録が破られたらどうする?

う〜む・・・。
日本テレビのアナウンサーの失言の尻拭いを、なぜ私がしなければならんのだ。
あほらしいからやめときます。