東洋大学の柏原君は、前評判通りすごかった。
自分で言ったとおり、去年の「驚異的新記録」をあっさり自分で破ってしまった。
見事である。
今日は、それほど悲惨な場面はなかった。
もちろん、選手たちにとっては、不本意な走りもあったとは思うが、まあ許される範囲内ではなかったでしょうか。
突発的事故がなくて、放送関係者はがっかりしてるのじゃないかと邪推する。
主催の、関東学生陸上競技連盟は、競技の無事を祈って、箱根神社にお参りすると思うが、放送関係者は、競技が無事終らないようお祈りしてるのじゃないかと思う。
だって、大きく遅れ始めた選手がいると、うれしそうに叫ぶもん。
「こちら3号車!○○大学の××選手が遅れ始めました!しきりに太ももを気にしています。何か異変が起きたのならいいんですが・・・い、いや、し、失礼しました。異変が起きたのでなければいいんですが」
脱水症状とか意識もうろうとか蛇行するとかたすきが途切れるとか途中棄権とか、まあ、そんなことを期待してるわけではないと思いたいが、どうなんでしょう。
名前からして速そうな選手がいる。
東海大学の、田中飛鳥選手や早川翼選手は速そうです。
青山学院の、川村駿吾選手、専修大学の住中翔選手も速そうだ。
大東文化大学の佐藤歩選手のご両親は、まさか生まれた息子が箱根駅伝に出ることになるとは夢にも思わず、「歩」とつけてしまって後悔してるだろう。
してないか。
佐藤選手は、今日は完走してよかった。
途中で歩いてたらアナウンサーが大喜びですよ。
「名は体をあらわす!佐藤歩が歩いています!」
え?あんたみたいなアナウンサーおらん?
失礼しました。