箱根駅伝。
早稲田ががんばったが、本命の駒大が優勝した。
最近の駅伝では、たすきの他にネックレスが必需品だ。
箱根駅伝に限らず、選手たちが、ネックレスやブレスレットをしているのに気づいたのはいつごろだろうか。
「競技用ファッション製品」と思っていた。
今回の、箱根駅伝観戦用に買った『月刊陸上競技』の広告を見て驚いた。
ファッションではない。
実用品だった。
「次世代ネックレス解禁!」
この会社のネックレスは、多くのスポーツ選手から絶大な支持を得ているそうだ。
人間の身体は、電気信号によって制御されている。
主な電気信号だけでも、2030種類ある。
身体の各部から発せられた電気信号は、瞬時に脳に伝わり、脳は身体の各部に対し、瞬時に指令を発する。
このようにして、人間の身体は、最適の状態に保たれる。
電気信号が乱れたら大変である。
この会社のネックレスは、その電気信号の流れを整えてくれるのだ。
去年、箱根駅伝で、箱根の山道を爆走、「山の神」とまで讃えられ、今年は九州トヨタ自動車の駅伝メンバーとして活躍している今井選手も愛用している。
今年の高校駅伝の優勝チームはじめ、いくつかの出場チームの全員が、この会社のネックレスを着用している。
その他、多くのアスリートたちが愛用している。
スグレモノではないか。
これほどの実績があれば、2030種類の電気信号とは?と聞く必要はないだろう。
電気信号をどのように整えるのか?と聞く必要もないだろう。
おまけに、このネックレスは、「日本アスリートケア協会認定品」なのだ。
疑り深い人でも、これで納得してもらえると思う。
では、「日本アスリートケア協会」とは?
相当疑り深い人やねー。
まちがいのない団体です。
理事長は、この会社の社長ですから。
この新らしいネックレスは、11万円と、ちょっとお高いようですが、2030種類の電気信号を整えてくれるのだから、1電気信号あたり50円ほどと思えばそれほど高くない。
今回の箱根駅伝で、数人の選手が、途中で倒れるなどで棄権した。
全員、この会社のネックレスをしていなかった。
と思います。