今日の料理教室は、「ガトーショコラ」。
フランス語で、チョコレートケーキのことだそうです。
先週、乗馬クラブの送迎バスの運転手のおじさんが、信号待ちで止まったとき、外を見て素っ頓狂な声を上げた。
「ウ〜ン!?なんや、あれは!?・・・しょこら饅頭?」
見ると、和菓子屋の入り口の広告だ。
「しょこら饅頭?なんのこっちゃ?」としきりに首をひねる。
「しょこらというのは、チョコレートのことでしょ」と言ったが、「い〜やあ・・・」と、なおも首をひねって納得しなかった。
ガトーショコラは、まあ簡単だった。
それでも注意すべき点はあるので、先生が説明するのだが、いっしょに習ってた主婦二人は、子供の学校の話とか、塾の話、お稽古事の話をぺちゃくちゃして、まともに聞かない。
困ったものである。
帰り、バスを降りて家に向かってると、向こうから女の人が歩いてきた。
見たことがある顔だなあ、と思ってたら、女の人が、「こんにちは」と頭を下げて通り過ぎた。
たしかに見たことがあるが、誰かわからない。
非常に気持ち悪い。
帰って家内にいろいろ話したら、たぶん近所のAさんだろうということになった。
家内は、最近Aさんが太ったから、わからなかったのだろうと言う。
今度会ったら、太りすぎで見違えたので、先日は失礼しましたと謝ろう。
悪いことは重なるもので、大学時代に見た映画のことがふと頭に浮かんでしまった。
Aさんとは関係なく、なぜか浮かんでしまったのだ。
浮かぶのはいいのだが、タイトルが思い出せなくて気になりだした。
ハーマンズハーミッツという、短い間だけどビートルズに負けないくらい人気があったバンドが主演したしょうもない「青春歌謡映画」だ。
インターネットで調べたらわかるかと思ったが、わからない。
おぼえているのは、ハーマンズハーミッツが歌った場面。
「♪Listen,people・・・」としんみり歌いだしたら字幕が出た。
「お聞きよ人々」
とほほ(ーー;)と思った。
もう一つおぼえているのは、ラスト。
共演のルイ・アームストロングが、満面に笑みを浮かべ、両手を大きく広げて、客席の私たちを見ながら歌った。
「♪誰もこれ以上は望むまい。誰もこれ以上は望むまい」
色々あったが、ハッピーエンドの映画だったのだろう。
しょうもない映画だったことは確実だが、タイトルを思い出したい。