「漢字検定」が、問題になっている。
いや、「漢字検定」を実施している団体が問題になっている。
「漢字」の問題ではなく、「カネ」の問題である。
このニュースで驚いたのは、この団体が、文部省の監督下にあるということだ。
「漢字検定」は知っていたが、「お遊び」だと思ってました。
文部省というより、任天堂の守備範囲ではないでしょうか。
「こんな難しい漢字を読める!」
すごい!と思うか、あ、そう、と思うか、時と場合による。
難しい漢字がいっぱい出てくる本を読みまくったので難しい漢字を知ってる、というのはすごいと思う。
なんだかわからんがとにかく難しい漢字をおぼえまくるというのは、すごくないと思う。
私は、「毒劇物取り扱い責任者」資格を持っている。
昔、試験に通ったんです。
試験で、机に置かれたビンに入った毒劇物の名前を書く問題があった。
透明の液体だった。
そっとにおいをかいだがわからない。
思い切りにおいをかいだ私は、倒れそうになりながらも震える手で答えを書いた。
「アンモニア」
正解だったと思います。
他にどんな問題が出たかは忘れました。
まあ、毒物、劇物というのは危ないということくらいはおぼえてますよ。
免状を持ってるからといって、私に毒劇物を取り扱わせない方がいいと思います。
そう遠慮せず、などといって毒劇物を押し付けないで下さい。
何の話か。
「漢字検定」だ。
「漢字検定」に文部省が関係しているのはおかしい。
文部省と漢字のかかわりは義務教育分野まででいい。
文部省もその団体といっしょになって漢字を食い物にしてたのだ。
「漢字検定」の受験者はサプリメント愛用者みたいなものだ。
最近、サプリメントも多いが、「検定」も多い。
半病人が多いということだろうか。