新型インフルエンザ感染者が、関西で確認されたことを受けて、自治体などが様々な措置を打ち出している。
甲子園球場や大阪ドームでは、ジェット風船の販売中止、ジェット風船飛ばし自粛要請を決定したそうだ。
愚かな決定である。
「ジェット風船飛ばし」というのは、野球ファンが球場で、ゴム風船をプープーふくらませて飛ばす「儀式」だ。
時々テレビで見かけるが、近来あれほど情けない光景はないと思っていた。
大の大人がそろっていっせいに、というだけで十分情けないが、そろっていっせいに風船をプープーふくらませて飛ばすというのだから、世も末というか、日本も終わりという気がしていた。
苦々しい。
しかし、今回の禁止はまちがっている。
ジェット風船飛ばしは、球場に集まった人たちの免疫力を高めるのに、非常に効果があったのだ。
風船が飛ぶことにより、吹き込まれた二酸化炭素、つば、タン、ウイルス、細菌、ばい菌などが、観客の頭上にまき散らされ降り注ぎ、自然と免疫力を高めていたのだ。
ジェット風船を経験した野球ファンは、新型インフルエンザにかからないだろう。
豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ他、どんなインフルエンザにもかからないだろう。
馬鹿は風邪をひかない、というのは昔の話だ。
今や、ジェット風船を飛ばすものはインフルエンザにかからない。
新型インフルエンザという人類の危機に際して、ジェット風船飛ばしほど有効な対策はない。
学校を休校にするのではなく、朝礼のとき、全校生徒いっせいにプープーふくらませて風船を飛ばす。
始業時、終業時にはクラスで飛ばす。
会社でも飛ばす。
国会でも、採決のとき、賛成なら白い風船、反対なら赤い風船を、プープーふくらませて飛ばす。
地球規模の流行を阻止するため、世界各国にジェット風船を売り込む。
インフルエンザ危機と経済危機を一挙に解消できる、若草鹿之助商店危機管理事業部からのご提案です。