サッカーのワールドカップ。
12年前のワールドカップで、サッカーをはじめてまともに見た。
見て面白いスポーツだと思ったけど、反則が目立つのと、サポーターとよばれる人たちが困ったもんだと思った。
「サポーター」というのは英語だけど、大阪弁では「アホ」とういうことになると思う。
サッカーだけ「サポーター」と呼ぶのでしょうか。
他のスポーツだと「ファン」でしょう。
「ファンとは、擬似非自我を過剰に満足させた状態である」と、言った人がある。
まあ、わかったようなわからんような説明である。
ファンというのは、アホになりきりたい人のことのように思う。
アホ志願。
アホになりきれたら、いろんなことが楽だろうとは思うものの、なかなかなりきれない。
大勢集まって騒いでいると、なり切れたような気がしてうれしいのではなかろうか。
甲子園球場で風船を飛ばしている人とか、サッカーのサポーターがその代表のように思う。
昨日も、日本がカメルーンに勝って、なりきった人たちが渋谷で騒いだようである。
きのう、テレビを見ていて、唯一良かったサポーターは、大分県中津江村の人たちだ。
日本でワールドカップがあったとき、この村でカメルーンの選手達が合宿をした。
その縁で、日本対カメルーンの試合で、カメルーンを応援していたのだ。
よろしい!
テレビで、韓国ギリシャ戦を見ていたら、非常に不快な音が聞こえる。
銀蝿が超巨大集団で飛び回ってるような音だ。
ず〜〜っと切れ目なく鳴り続けてた。
なんだろうかと思っていたら、「ブブゼラ」というラッパらしい。
南アフリカの民族楽器とのことですが、やめたほうがいい。
村で、五本か十本鳴らすのはいいけど、スタジアムで何百本鳴らすものではないと思います。
しかし、相手が「サポーター」では仕方がない。
「サポーター」にとっては最適の、楽器というか武器というかおもちゃというか、こういうの、なんといえばいいんでしょうか。
やっぱり大相撲ですね。
風船も飛ばさないし、鐘太鼓もブブゼラもない。
大相撲も色々大変だけど、国技館の中はいいんじゃないでしょうか。