若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

奈良市長選挙

民主党推薦の新人、仲川げんさん(33歳)が、自民公明推薦の鍵田忠兵衛さん(51歳)を破った。

意外であった。
善戦するとは思ったが、まさか勝つとは、選挙通の私でも予想できなかった。

仲川さんは、無名で、いや、名前はあります、ありますが、有名じゃないし、政治に実績のない、突然という感じで出馬した若者である。

鍵田さんの方は、前衆議院議員、元市長、元県会議員として名前が売れてる。
ご本人の名前が売れてるばかりではない。
お父さんで、県会議員や市長を務めた、鍵田忠三郎氏の名前とごっちゃになって、私なんか、どっちが親でどっちが息子か、いまだにこんがらかる。

鍵田忠兵衛と鍵田忠三郎は、ほとんど同一人物というか生まれ変わりというか同姓同名というか、忠兵衛が本名で忠三郎があだ名というか、なんちゅうか、世襲とか二代目とかいうレベルを超えてるように思える。

親の七光りを別にしても、「鍵田忠兵衛」という名前はインパクトがある。
強そうな、堂々たる名前だ。

鍵田忠兵衛」という名前は、サラ金に追われるようなケチな名前じゃない。
百万や二百万のカネで、逃げ隠れはしない。
五億か六億なら逃げるかもしれない。

何の話か。
鍵田忠兵衛さんだ。

特に、選挙には強そうな名前だ。
それが負けた。

鍵田さんは、敗戦の弁で、「民主党の風を感じた」と語っている。
同じ日に行われた東京都議会選挙でも、同じ風が吹いた。

日本の選挙では、時々風が吹く。
小泉旋風とか、マドンナ旋風とか、大きな風が吹く。
大きな風が吹いてしまうのは、有権者の責任だ。
風なんか吹かせる前に、こまめにチェックするのがほんとですよ。

政治家を風頼みにさせてはいけない。
風が吹けば桶屋が儲かって喜ぶのはいい。
風が吹けばOKや!で政治家が喜ぶのはいけないと思います。