若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

発表会2

ヤマハの発表会では、いろんなことが起きる。

いろんなことといっても、ろくなことは起きない。
ヤマハの発表会というものが、呪われてるのか、出る人が呪われてるのか。

中高年の出演者は、ほとんど全員呪われてるといっていいと思う。
手堅く人生を歩んできた人が、なぜに好き好んで人前で恥をかこうとするのか。

人のことが言えるのか?
言えません。

ごく少数、ステージで変身できる人がいる。
ヤマハを代表するセレブマダム、リンダさんは、堅気の奥さんであるが、ステージでライトを浴びるや、スイッチが入るのか、神経系あるいは内分泌系に異常をきたすのか、あっちへ行ってしまって、あるときは魔性の女、またあるときはお座敷芸者、おかしくなります。

今回リンダさんは、ハワイアンを歌う男女二人組み高齢者に、飛び入り参加した。
お二人は、小学校以来のお友達で、毎回ほのぼのとしたウクレレと歌を聞かせてくれる。

ステージのリンダさんは、やさしくお二人を見守りながら、歌っていた。
ウクレレ片手のお二人がデイサービスに来た人で、リンダさんが介護主任という感じであった。

ふだんの彼女は、介護主任というよりも、地中海クルーズの豪華客船の甲板で、デッキチェアに身をゆだね、「マダム?」と近寄るボーイに、「お下がり。用があったら呼ぶざます」てなことを言ってるのが似合いそうな人なのである。

介護主任とは、意外な一面である。
ホントはやさしい人なのかもしれない。
まあ、一度くらいやさしそうに見えたからといって、油断はできない。
注意深く見守る必要がある。

私が参加した3曲で、一番まともだったのは、「キャラバン」だ。
おなじみの暴走ドラマーIさんが、凄まじい速さでたたきだしたのには驚いたが、全員何とかついていけた。

Iさんは、いつも「アドレナリンの出すぎです」というが、もういいかげんアドレナリンが切れてもいいころだ。

これまたおなじみY森さんの「ブルースエードシューズ」、Y森さんの歌は、ずれていたのだろうとは思うが、こっちも麻痺してしまってるので、ずれてるかどうかわからないまま終った。

一番危なかったのは、大学生W君が歌う「ノウユアエネミー」。
W君は、途中でどこを歌ってるかわからなくなって、ぐるぐる同じとこを歌い続けた。
どうなるかと思ったが、一応曲が終わったのは不思議であった。