後遺症とステージ衣装は、ちょっと似ているようだが、関係はない。
私も、実力に自信がなかったころは、衣装でごまかそうとして、ハデな衣装を着た時期もあるが、最近は実力勝負で、衣装は二の次である。
今回のコンサートで一番ひきつけられたのは、衣装ではなくヘアスタイルだった。
ボーカル科の中年女性が、評論家の櫻井よし子さんのヘアスタイルを、そのまま三倍にしたくらいの頭で登場した。
カラスがつがいで住めるような、圧倒的スタイルであった。
ヤマハを代表する珍青年どて君は、「デイドリームビリーバー」を歌ったのだが、「今度の衣装は、期待してください」と、宣伝していた。
で、期待していたのだが、肩すかしを食らった。
建設現場で働くドカタ風ファッションだったのだ。
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本人としては、「サプライズ!」のつもりだったのだろうが、あまりにぴったりで、ちっともサプライズになってなかった。
この人は、ふだんこういう格好をしているのだろう、としか思えない。
ヘルメットからハンテン、らくだの腹巻、ニッカーボッカーにゲートル、地下足袋までそろえたのに気の毒であった。
もう一人、最近衣装に力を入れているのが、ヤマハを代表する熟女U山さんだ。
自滅的といっていいほどの力の入れ方だ。
とにかく、スレスレといっていい。
スレスレというより、一線を越えてしまったといったほうがいいかもしれない。
今回は、U山さんの大好きな、サンタナの名曲「ブラックマジックウーマン」を妖しく歌う。
歌う前から妖しくなるのはわかっている。
わかっていたが、衣装を着たU山さんを見たとき、思わず絶句であった。
まさか、アフロヘアのかつらまでかぶってサングラスをかけるとは思ってなかった。
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これを黒魔術の女といわずになんといえばいいのか。
近づく男に黒魔術をかけるより先に、自分が黒魔術にかかってる感じだ。
ファッションだけでなく、ステージアクションも大事なので、歌うときウエストをひねって色っぽく歌うようすすめたが、U山さんは、今、ウエストないの、家を出るときウエストを置き忘れてきたので、それはできないの、とのことで残念であった。
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