若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

待ち受け画面

私は、ケータイを持ってないので、「待ち受け画面」にエンがない。

エンはないけど、友人達の「待ち受け画面」はいくつか知ってる。
孫か、犬、猫ですね。

現在の、家内のケータイの待ち受け画面は、もちろん、花ちゃんです。
花ちゃんの前は、ドストエフスキーでした。

ドストエフスキーも、花ちゃんに取って代わられたのならあきらめもつくというもんでしょう。

「え?花ちゃん・・・しゃあないなあ・・・ワシよりかわいいもん」

これが、トルストイに取って代わられたとなると、さすがのドストエフスキーも、心穏やかではいられませんよ。

「なんでトルストイやねん!?」

今日、バスで、私の前の座席の70代と思える男性が、ケータイを取り出した。

見るともなく見ていると、じゃなかった、目を凝らして盗み見してると、パッと赤ちゃんの写真が出た。

三ヶ月か四ヶ月くらいの、かわいい赤ちゃんです。

うっとり眺めるかと思ったら、すぐ、ちゃかちゃか操作して、「メニュー画面」みたいなのになった。

メニューのどれかを押したと思ったら、また、さっきの赤ちゃんの写真が出た。

今度はゆっくり眺めるかと思ったら、またすぐ、ちゃかちゃか操作して、「メニュー画面」。

どこかを押したと思ったら、また赤ちゃん。
またもやちゃかちゃか操作してメニュー画面。
どこかを押したと思ったら、また赤ちゃん。

どうやら、このケータイの操作に慣れてないみたいですな。
買い換えたばかりなのかな。

イライラしてきたのか、段々指に力が入ってきてます。

と、なんだかヘンな画面になった。
「+」、「−」、「÷」などが見える。

男性が、指を動かすと、「211653」「4865293」「8.91865」というような数字が現れては消える。

はは〜ん、計算機ですな。
割り算をしてるんでしょうか。

「計算機画面」を呼び出したかったのに、孫の顔が何度も現れたんですね。

おじいちゃん、早く操作に慣れましょう。