若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

孫写真

きのうは、高校の友達の飲み会。

いつもの、「トラキチ」集団の集まりです。
阪神タイガースのファンでありながら、みんなで寄ってたかってタイガースの監督、コーチ、選手をボロクソにののしりまくる狂気の集団である。

阪神嫌いとしか思えない。
憎しみを感じるほどですが、好きなんです。
そういう狂ったとこが「トラキチ」なんですね。

「真弓のあほが」「岡田のボケが」「和田のばかたれが」、悪口雑言言いたい放題です。
タイガースが負ければ負けるほど、目が輝き、テンションが上がる。

さて、きのうは、タイガースが、例の「クライマックスシリーズ」という変態的倒錯的無茶苦茶制度のどさくさ紛れに日本シリーズにしゃしゃり出てしまったのを受けて、トラキチの皆さんの反応やいかにと、楽しみ半分、怖さ半分で出席しました。

ところが、幸か不幸か、きのうの会は50年ぶりという人をはじめ、珍しい人達が出席していて、トラキチ与太話で盛り上がるひまがなかった。

ふつうの試合でも、ケータイで経過を見ながら飲んでわーわー騒ぐのに、きのうは日本シリーズの話さえ出なかったのは、めでたいようななんだか物足りないような気がしたんですが、これは、私もかなりトラキチの毒気にあたってしまってるのじゃなかろうかと心配になりました。

出席の皆さんに、個展の案内状を配りました。

絵に関心のある人も少ないだろうとは思ってましたが、Aくんに、案内状を渡して、「こんど、油絵の個展をする」と言ったら、案内状の絵を見ながら、「ふ〜ん・・・コレ、誰が描いたん?」と言ったのには驚きました。

1年の時同じ組だった女性Bさんは、はなちゃんの肖像画を見て、「かわいい子やねえ!」と言いながら、ケータイを取り出して、「ウチの孫もかわいいよ!」と画面を見せつけました。

「娘がアメリカ人と結婚してね、ハーフなの」

画面を見せつけつつニコニコと私の反応をうかがって、はなちゃんなんかどっかへいってしまってる。

それはいいんですが、ケータイの画面には、「17:25」と大きな数字が出ていて、孫の顔は隠れて見えない。
時刻が表示されてるようです。

そう言ってやったら、「あ!ほんまや!」とあわてていろいろ操作してましたが、結局数字を消すことはできず、自慢のハーフのかわいい孫の顔を見ることができなかったのはいい気味であったというような意地悪なことは決して口にするまいと心に誓う私であった。