新聞を取りに出たら、子供の声がした。
2歳くらいの男の子が手に持った石を私に見せた。
そばにいた母親らしい女性が、「こんにちは!」と言った。
そうすけ君のお母さんだ。
そうすけ君は花ちゃんのボーイフレンド。
去年の10月、花ちゃんがロサンゼルスから帰ってきて12月までいたときの2か月間の短いお付き合いであった。
公園でよくいっしょになったけど、まだなかよく遊ぶというとこまで行かなかった。
花ちゃんより2か月若い。
そのそうすけくんのお母さんなのだけど、男の子はそうすけ君じゃないみたい。
しかし、お母さんが、「そうすけ君、花ちゃんのおじいちゃんよ」と言ったところを見ると、やはりそうすけ君らしい。
「そうすけ君、顔、変わりましたね」と言ったら、「そうなんですよ。パパに似てきて・・・」。
なるほどそう言われればパパに似てる。
かなりの変化である。
変化と言えば、お母さんは顔は変わってないけど、かなり太ったようだ。
妊娠かなとも思ったが、ちがったらいけない。
自重してたら、「9月にそうすけの妹が生まれるんです」
あらためて見たら、自重するまでもないおなかであった。
しかしまあこういう場合、慎重を期すべきだろう。
お母さんとそうすけ君ともう一人女性がいた。
お母さんよりは年上だ。
お母さんのお母さんかなとも思ったが、お姉さんかもしれない。
自重していたら、何も言わずに去って行った。
どちらでもなかったのかもしれない。
どっちでもいいけど。