カシオの電子辞書を買いました。
知り合いの大学生が使ってると言ったからです。
こういうものは、身近に質問できる若者がいるのがいいと思って即決しました。
基本的な辞書、事典類のほかに、私には無用のものがいろいろ入ってるんだろうなと思ってましたが、いろいろ入ってます。
「今日の夕ごはん:きれい食ダイエット」「サプリメント事典」「ビジュアルワイド日本名城百選」はまだしも、「一生に一度だけの旅」となるとなんのことかわけがわかりません。
「日本文学1000作品」というのがあります。
「1000」とは大量ですね。
あらすじ紹介だろうか。
ちがいました。
ちゃんと文章が出てます。
著作権期限切れのものだろうとは思ってましたが、収録作者名を見て驚きました。
取扱説明書には、「芥川龍之介、有島武郎、石川啄木、泉鏡花・・・」と有名作家を並べてます。
しかし、それはごく一部です。
「愛知敬一」を筆頭に、「青柳喜平、阿部徳蔵、池田輝方、池宮城積宝・・・」等々、「だれやねん!?」と言いたくなる名前がずらずら並んでます。
で、たとえば、愛知敬一さんの作品名は、「ファラデーの伝:電気学の泰斗」というものです。
古いです。
「作者紹介」はないようです。
どういう基準で選んでるんでしょうか。
「日本文学1000作品」というと、「日本文学を代表する」という雰囲気を感じるんですが、ぜんぜんちがうみたいです。
日本文学を代表する作品と、代表しない作品と、テキトーにごちゃ混ぜに入れました、というとこでしょうか。
少し読んだだけですが、忘れられた作者の忘れられた作品も楽しいもんだと思いました。
「カシオEX−word日本文学1000作品」、おすすめです。
(追記)
「日本文学1000作品」の中に、「若草物語」が入ってるのは許せるとして、「ガリバー旅行記」「怪盗ルパン」「ああ無情」「ジキル博士とハイド氏」「クリスマスカロル」「ジャン・クリストフ」などが入ってるのはどういうもんでしょうか。