若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

アメリカ独立宣言

ウチの近くに小さな郵便局があります。

そこの掲示板の張り紙を見て首をひねりました。

「残暑わくわくキャンペーン実施中!」

いくらなんでも強引すぎるんじゃないでしょうか。
「とにかく、なんでもいいからキャンペーンを実施したいんです!」という気持ちは痛いほど伝わってきますが。

先日、「電子辞書」なるものを買いました。
字を大きくできるのがすばらしいです。

私は、「英和辞書」だけあればよかったんですが、「歴史事典」とか、いろんなものがついてます。
「日本文学1000作品」「世界文学1000作品」というのもついてます。
世界文学の方は英語なので読む気なし。
日本文学は、著作権の関係でしょうが、古い古い名も知らぬ作者の作品が多いです。

読まなければ損だと思って読んでますが、読んだ方が損というのもあります。

「日本文学1000作品」のなかに、トルストイとかモーパッサンの作品が入ってるのはどういうわけでしょうか。
聞く気もしませんが。

今日、トマス・ジェファーソンアメリカ独立宣言」というのを読んでみました。
福沢諭吉訳だそうです。

アメリカ独立宣言は、名前だけ知ってました。
中身を読むのは初めてです。

なんとなく、高校野球の「選手宣誓」みたいなもんだろうと思ってました。
元気よく、堂々と、めでたく、高らかに晴れやかに独立を宣言する。

「我々は〜!ここに〜!独立を〜!宣言、しま〜す!」
「わ〜〜〜〜!」
「ヒューヒュー!」
「ピーピー!」
「パチパチパチ!」

ちがいました。
イギリスからいじめられていじめられていじめぬかれて、もうほんとにどうしようもないので独立します、という文章です。

どれだけひどい目にあったか列挙します、といって、くわしく書いてます。
「英国王」を徹底的に非難してます。
「英国王」は最低最悪の君主という感じです。
王様にそれを許した英国民もどうかと思うと書いてます。

アメリカ独立宣言」というより、「イギリス最低最悪宣言」みたいです。

電子辞書の「日本文学1000作品」のおかげで、アメリカ独立宣言の中身が知れてしまって、イギリスには気の毒なことであると思いました。