若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

散歩

ウチのすぐ近くの家に大きな犬がいます。

ピレネー犬という白い巨大な犬です。
名前はあるんですが、ウチでは「シロさん」と呼んでます。

近所にもう一匹白い犬がいて、そっちはふつうの大きさで、「シロちゃん」というんです。
大きさに敬意を表して「シロさん」と呼ばせていただいてます。

シロさんが散歩する様子は、実に堂々と美々しもんでした。
大きいんだけど、「こわい」という感じじゃないんです。
「頼りになる」という感じ。

私なんか乗せてもらえそうでした。

ところが、寄る年波には勝てず、だいぶ前から、散歩がままならない。
12歳だったか13歳だったか。
歩きづらいんです。

ご主人と奥さん、二人がかりでシロさんのお尻を押したり持ち上げたり、朝夕散歩してました。

最近、とうとう完全に歩けなくなってしまって、車輪付きベッドみたいなのに乗せてもらって「散歩」です。
動けなくなった犬用に、そんなのがあるんですね。

今朝、新聞をとりに出たら、ウチの前をシロさんが「散歩」してました。
奥さんと話をしてる間、シロさんは、目は開けてますが、ぐた〜っと寝たままです。

そこへ、ご近所のAさんの奥さんが柴犬を連れてやってきました。
シロさんの方の奥さんが、「おはよう!タローちゃん」と言ったら、タローちゃんが尻尾を振って近寄ってきました。

シロさんの前で尻尾を振ってたら、ぐた〜っとしてたシロさんがむっくり顔を上げたじゃありませんか。
見つめあってました。

私が、相手になっても知らん顔でしたが、やはり犬同士、えらいもんですね。
奥さんの話では、犬には反応するそうです。

こういうことがあるなら、車輪付きベッドでの「散歩」もいいもんだと思いました。