朝日新聞読書欄。
万葉集を関西弁で訳した人が紹介されてました。
こういうヘンな人がいるのは楽しいと思いましたが、なんと、折口信夫も関西弁で訳したことがあると書いてありました。
エライ人でもヘンなことはするんですね。
ヘンなことをするからといってヘンな人とは限らない。
たまにありますね、「方言訳」。
光源氏が「そうどす」と言ったり、紫の上が「きつーきつーかんにんどすえ」と言ったりするのでしょうか。
「方言」がそのまま紙に書かれた例はいつくらいからあるんでしょうか。
「浮世風呂」には、上方女と江戸女の方言バトルがあります。
そんな風に、方言が書きつけられたことはあるんでしょうか。
今、関西の歌人で、関西弁で歌を詠んでる人はいるんでしょうか。
万葉集には、防人の歌がりますが、それも関西弁訳でしょうか。
関東弁訳か東北弁訳でしょうか。
松尾芭蕉は関西人です。
古池や蛙飛びこむ水の音
この「古池や」は、句作に苦しみさ迷い歩いていた芭蕉が、モチーフになりそうな古池を見つけて喜んで、関西弁で、「古池や〜!」と叫んだものかもしれない。
その声に驚いた蛙が池に飛び込んだ。
正しくは、
古池や〜!!!
蛙飛びこむ水の音
まあ、ヘンなことを考えるのは楽しいです。