若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

号泣

地下鉄で、熟年女性二人がおしゃべりしてました。

毎日のように盗み聞きしてると思われるかもしれませんが、自然と耳に入ってくるだけです。
しかし、地下鉄の中って聞き取りにくいですなあ。
なかなか自然に耳に入ってこなくてイライラしました。

息子が高校に合格した母親が熱烈に語り、もう一方が熱心に聞いていました。
聞き役の女性が、「東大に一歩近づいたってわけね」と言ってましたから、超難関校なんでしょう。

「私は、合格したことがうれしいんじゃないのよ。よくがんばったってことがうれしいの」

クールなお母さんですね。

「でも、息子さんが合格して、塾も大喜びね。一人入れただけで、すごいプラスでしょ」
「そうなの!息子が合格の報告に行ったらね、塾長先生が息子の手を握って、『よう頑張ってくれた!』って号泣しはったんだって。息子のために泣いてくれたんじゃないのよ。自分のためよ」

お母さん、クールすぎますね。
こういうクールなお母さんに限って、「オレオレ詐欺」に引っかかりそうな気がして心配になったのであった。