若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ホイールチェア

「ホイールチェア」
英語で「車椅子」のことです。

近鉄電車で向かいにすわった三人組。
80代と思える夫婦と、50代の娘さんかな。
見た感じが、年老いた両親の奈良見物に娘さんがついてきてるように思いました。

途切れ途切れに聞こえる会話は、三人ともなまりのある大阪弁で、ナゾを感じた。
両親が地方から大阪に出てきてなまりが残ってたとしても、娘さんは純粋大阪弁のはずである。
親のなまりに合わせてるのかな。

途切れ途切れに聞こえる会話が、なまりのある大阪弁というだけではないように聞こえる。
なんかヘンである。
耳を澄まして必死に盗聴じゃなくて、自然に耳に入ってくるんです。

男性が奥さんに、「これ、ユアーズ?」
「そう、私の」

一瞬、「え?」と思いました。
英語がはさまってるのか?!

「ユアーズ?」って・・・。
移民二世か三世の里帰りであろうか。

若い方の女性が男性に、「ホテルに、グラースを忘れなくてよかったわね」
「ほんとや。グラースを忘れたらえらいことよ」

「グラース」?
コップかな。
ホテルにコップを忘れるとは、「マイコップ」持参の旅行なのか?

いや、コップじゃなくて眼鏡のようでした。

若い方の女性が、「ホイールチェアで来てる人もいたわね」と言うと、男性が、「そうそう、大変だね、ホイールチェア」

なぜ英語をはさむんだろうか。
移民二世か三世か、あるいは英語圏で暮らしてる人なのか、と悩んでたら、奥さんが、「ホイールチェアって何?」と聞いたので、余計わけがわからなくなりました。

あなたたちは何者?
なぜ英単語をはさむんですか?

いつものことながら、こう聞けない自分が情けないと思いました。