若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

キャンバス宅配

きのう、行きつけの画材屋に行きました。

ちょっと特殊な形のキャンバスを注文してあったのができたから配達すると電話があったんですが、筆も買いたかったので店に行行ったんです。
この画材屋さんは、夫婦と息子でやってます。

商売気がまったくないようにも思うし、非常に商売熱心にも思える不思議な人たちです。
三人とも愛想はないです。
全然ないです。
いつ行っても、「何しに来た?」という感じで不審そうに見るんです。
無言です。

ところが額を選ぶとなると、色や形に徹底的にこだわってあれこれ選んでくれます。
色や形にもこだわるんですが、額を選ぶに当たっての三人の信念は、「客は安いものを求めている!」
これは徹底してます。

たとえば、二つ出してきた額から私が一つを選んだとします。
それを見た息子が、「う〜ん!」とうなる。

「そ、それもいいんですが・・・ただですね・・・ひとつ問題があるんです!」

問題?
なんであろうか?

「お値段がですね・・・ぜんっぜんちがうんです!」

顔を引きつらせて脂汗を浮かべて言うんです。

「そっちはいくら?」
「1万円です」
「こっちは?」
「そ、それがですね・・・あ、あのですね・・・い、い、い、1万5百円なんです!」

まあ、安心して買い物ができる店です。

いつのころからか息子が配達してくれるようになりました。
重くもないしかさばらないから持って帰るといっても、配達すると言ってくれる。
客が高齢化してちょっとしたものでも配達を頼まれるようです。

それだけじゃないと私はにらんでます。
親といっしょに店にいるより外に出たいんですよ。

いつだったかおかみさんが言ってました。
「あの子、朝出たきりですワ。てっぽだまやよって(鉄砲玉なんだから)」

さて、きのうは筆を買って、頼んであったキャンバスを持って帰ろうとしたら、息子が、配達するというんです。
ひもでくくってあったんですが、息子は、「このくくりかたでは・・・」としぶるんです。
「ひももないしなあ」と言うので、じゃあ袋に入れてと頼んだら、袋もないというんです。

大きなビニール袋に入れてくれることもあるんですが、ひももなければ袋もない?

そこまで配達したいのならと、宅配お願いしました。
夜、持ってきてくれたので、キャンバス代を払おうとしたら、「い、いや、店でいただきましたよ」

そ、そーでしたか!?(ー_ー)!!