若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

イギリスのベストセラー小説を読んでます。

朝日新聞で紹介してあったんです。

『ハロルド・フライのウルルン礼記

このところポツポツ英語の本を読むので、英語に親しんでおきたいと思って買いました。
ベストセラーなら読みやすいはずだと思ったんです。

で、読みやすいです。
私は英語を読むのははやいほうだと思います。
英語力のおかげですね。

わからないところは飛ばすんです。
私の英語力ではわからないところが多いので、どんどん飛ばす。
で、はやく読める。

この本の主人公は、ハロルド・フライというおじさんです。
ビール会社を定年退職したばかりの、何の取り柄もなさそうな面白くなさそうなおじさんで、面白くもなさそうな奥さんと鼻を突き合わせて面白くもない生活を送ってる。

そこへ、昔会社でいっしょだった女性から、「ガンでホスピスにいます」という手紙が届く。
「どうぞおだいじに」というふうな面白くもない返事を出そうとポストに向かったハロルドさんがその足でホスピスに向かって歩きだすんです。

ハロルドさんは、イギリスの下のほうに住んでて、ホスピスはイギリスの上の方にあるんです。
イギリス縦断の徒歩旅行なんです。
はがきを出そうと思ってふらりと家を出たその足で何百キロの旅に出る。

そんなアホな、という設定だからベストセラーになるんでしょうね。

ハロルドさんも奥さんも、想像力、理解力に欠ける面白みの無い人だと思ってたら、旅が始まると、どんどん理解し想像するようになる。
理解と許しに至る巡礼、ということでしょうか。

私の英語力では、いいこと書いてあるようだな、ということくらいしかわかりません。

ハロルドさんが徒歩旅行の間、泉から水を飲むとこが何度か出てきます。

泉で水を飲む。

不思議に思いました。
イギリスではふつうなんでしょうか。

この本で一番気になったところです。