昨日は人物画教室でした。
88歳の先生は、5月に体調を崩して入院され、ちょと心配しましたが、まさに「絵画こそ我が命!」、完全復活です。
「家でゆっくりしてるより、ここへ出てきたほうが調子ええんです」
すばらしいです。
今回は「裸婦」。
裸婦で難しいのは、教室の温度管理です。
そう寒くないだろうと思っても、モデルさんの中には、電気ストーブを二つも三つもつける人もいます。
クーラーも控えめにして汗を流しながら描いたりすることもあるんですが、今回のモデルさんは、「クーラー、だいじょうぶですよ」とのことで、よかったです。
裸婦でいいのは、体が見えることです。
あたりまえです。
あたりまえなんですが、我々素人は、服の中で体がどうなってるかわかりにくい。
着衣のモデルさんを描いてるとイライラすることが多いです。
腰と足はどうつながってるのか。
「ちょっと裸になってください」と言えたらどんなに楽でしょうか。
先生の我々に対する批評というか指導の定番は、「服の中で体がどうなってるのか、わかって描かんとあきません」というものです。
わからんもんですよ。
まあ、裸婦ならちゃんと描けると言えないのがつらいとこですが。
生徒である熟年女性は描きながらのおしゃべりも楽しみの一つですね。
となりのAさんの絵を見てBさんの批評。
「あんた、このおっぱい、ちょっとたれすぎとちがう?」
「・・・ほんまやな・・・モデルさんの、こんなにたれてないな」
「自分のんといっしょにしたらあかんで」
「・・・」
私たち男性ふたりは眼中になしというような会話である。