美術予備校で、スウェーデンの画家アンデルシュ・ゾーン(1860〜1920)の模写をしてます。
何年か前、いろんな画家の裸婦像を集めた画集で見るまでまったく知らなかった画家です。
あちらでは有名だけど日本では知られてない人なんですね。
うまい!と思いました。
むちゃくちゃうまい。
予備校の先生に模写をすすめられましたが、裸婦はねえ。
家に飾るわけにいかん。
しぶってたら、先生に、異文化体験としてやってみなさいといわれたんです。
「こんな裸、日本人にはないでしょう。こんな描き方も日本人ではできないでしょう」
なるほどね。
裸婦は裸婦でも、ふつうの「裸婦」じゃない。
典型的なスウェーデンの田舎娘のヌードです。
いや、スウェーデンの田舎娘のヌードなんか見たことないけど、まあ、そんな感じがします。
スウェーデンの田舎の娘さんが、農作業の後風呂に入って(サウナかな)、暖炉の前で身体を乾かしてる。
と思うんですが、ちがうかもしれん。
それを、「肉の塊」として描いてますな。
健康ハツラツという感じです。
頑健!
色気なし!
なるほど、異文化か。
異次元というのかもしれない。
で、描く気になりました。
大きな絵ですが、できあがったら家にかけたいです。
はなちゃんが、「大きなお尻やねえ!」というかもしれんな。