『アンデルシュ・ゾーン作品集』をアマゾンで買いました。
メンデルスゾーンと似てるけど関係ない人です。
アンデルシュ・ゾーン(1860〜1920)はスエーデンを代表する画家です。
名人です。
むちゃくちゃうまい。
この人の作品集を2冊持ってます。
アマゾンの洋書部門で見て買った最初の作品集は、ドイツ語であった。
届いたとき、カックンとなった。
「洋書」といえば「英語」と思い込んでた私がバカであった。
絵を見るぶんにはそれでもいいけど、アンデルシュ・ゾーンについて知りたいと思ってたら、別の英語版が出たのでそれも買いました。
今回買ったのは3冊目です。
なぜ買う気になったかというと、安かった。
1260円。
この値段では、それほどいい印刷ではないだろうけど、アンデルシュ・ゾーンについて知らないことが書いてあるかも知れない。
ひょっとすると、技法の秘密なんかが書いてあって、絵を描くときの参考になるかも知れない。
で、買ったんです。
届いたとき、いやな予感がしました。
軽い!
小さな本であった。
開いてがっくり来た。
絵は、表紙以外、全部すべて初めから終わりまで白黒印刷でした。
それも、紙が悪いのか印刷が悪いのか知らんが、うすぼんやりしたものばかりです。
いくら1260円でも、いまどきカラーなしとは恐れ入りました。
まあ、しゃあない。
新しい情報でもあればと願うココロは激しく裏切られた。
文章は、「序文」2ページだけ。
2ページでっせ!
略歴を紹介してあるだけ。
いくら1260円でもあんまりじゃないでしょうか。
たぶん、この本は、戦前に出版されて、著作権切れになったものを、そのまま復刊したものではないかと邪推します。
一昔前はこんな画集が当たり前、文句を言ったら罰が当たると、我と我が身を戒めるほかございません。