絵を描くとき、いきなり描いてました。
いろんな画家の画集とかで読むと、皆さんかなりの下準備をするようです。
鉛筆で何枚も描いたり、キャンバスに、手だけとか目だけとか練習したり。
先日見た驚異的名人のアンデルシュ・ゾーンも、見事な筆さばきだけど、習作は慎重に何度も描いたようです。
準備を重ねた上で、本番では実に素早く描きあげたらしい。
その本番でも、実際に描くまでに、何度も筆を宙で動かしてから、勢いよく描いたらしい。
名人でさえそれなんだから、私ごときがいきなり本番というのは、考えもんですね。
で、今回ちょっと名人たちの真似事をしてみました。
鉛筆で何度か描いてみる。
大きな絵にかかる前に、小さな絵を描いてみる。
しかし、性格がケチくさいので、「純粋練習」というのはしたくない。
「練習描き」でありながら、仕上がれば「本絵」ということにしたい。
せこいです。
そんないじましい気持ちで描き始めました。
モデルは息子のお嫁さんです。
本番品は、もっと大きいです。