ほめるのはむずかしい。
叱るのもむずかしい。
人間相手だと、なんでもむずかしい。
と思ってたけど、人間相手でなくてもむずかしいですね。
今日は乗馬。
7人でのレッスンでした。
馬はなかなかいうことを聞いてくれませんよ。
思い通りに動いてくれない。
たとえば、まっすぐ進みたいのに左に曲がる。
なぜだ?
私に聞かれても困る。
馬に聞いて下さいというほかない。
60歳過ぎて乗馬を始めたからかもしれない。
10歳で始めてたらこんなことはないのではなかろうか。
いまさらおそい。
さて、今日のレッスンで、どういうわけか、思い通りに走ってくれた。
スイスイ走る。
奇跡的である。
先生がほめてくれた。
「若草さん、今日はいうことないです」
ムハハと気を良くしてたら、ほめられた後、思い通りに動かなくなった。
これは、先生が悪い。
ほめかたがまちがってる。
馬がへそを曲げたんだと思います。
「こいつをほめてどうする!走ってるのはわしじゃろ!」
馬をほめるべきでしたね。
「若草さん、今日はお馬さん調子いいですね。文句のない走りですね」
こういえば、馬は気を良くして、どんどん走ってくれたと思う。
先生は、生徒に気を使うより、馬に気を使うべきだと思いました。