美術予備校で模写をしてます。
ファンデルウェイデンとかいう500年ほど前の画家の絵です。
若い女性の肖像なんですが、この絵を模写しようと思ったとき、気になったのが指輪です。
指輪を三つはめてる。
いくつはめようと勝手ですが、これを実にみごとに描いてるんです。
一言で言うと、500年前にデジカメがあった!という感じで描いてます。
現代のデジカメは量産ですが、500年前のデジカメは、天才と努力の結晶です。
私の挑戦は、デジカメがある時代に500年前のデジカメに挑戦しようというものです。
で、このみごとな指輪をどう描くか、と悩んだわけではありません。
このみごとな指輪を、先生はどのようにして私に描かせるのであろうか、ということに興味がありました。
いつものことながら、他人に問題を押しつけて、高見の見物という感じです。
で、先週から指輪にかかってます。
指輪ひとつに3時間かけて、描き終わりません。
デジカメですからね。
筆でデジカメ。
先生は、半分あきらめてると思います。
半分デジカメでもたいしたもんですよ。
ただ、500年前のデジカメは、体力気力の勝負です。
目が疲れる腕が疲れる肩がこる。
半分も無理かな、という感じです。
↓お願い。
指輪部分を拡大しないでください。