朝日新聞夕刊「惜別」。
亡くなった有名人を偲ぶ欄です。
元全日本女子バレー監督小島孝治さん。
書き出しはこんなんです。
「東京がナンボのもんや。大阪人の誇りが背骨を貫いていた。」
全国の皆さん、誤解しないでくださいよ。
私の背骨は貫いてません。
「東京がナンボのもんや」などと口にする人は、ガラの悪い人ですよ。
元フジテレビアナウンサーの松倉さんが、思い出を語ってます。
1981年に、取材で訪れたとき小島さんにあいさつしたら、「なんや、東京モンか」と名刺を放り投げられたそうです。
う〜む。
松倉さんは、その後小島さんと親しくなって、すっかり好きになったそうですから、衝撃的な最初の出会いをなつかしんでるんでしょうが、読んで気持ちのいい話じゃないです。
名刺を放り投げるって・・・。
もうちょっとええ話なかったんかな。
東京がナンボのもんや、とか、東京モンとか、大阪というとすぐそういうガラの悪い方に行きますね。
まあ、たしかにガラ悪いけど。
でも、私の伯母たちはち上品でしたよ。
子供心に、「伯母さんたちの言葉は、ぼくらとちがう」と思ってました。
昔の大阪中心部は、今より優しい穏やかな言葉使いだったと思います。
それにしても、小島さんは、よほど「東京モン」にひどい目にあったのかな。
いじめられたとか、ばかにされたとか。
いや、名刺を投げて、松倉さんが回転レシーブで受けるか試したのかな。