今日は、記念コンサートと、学芸員による解説があるからか、大和文華館としてはたいへんな人でした。
有名な、「夏秋草図屏風」が展示されてました。
傑作ですね。
となりに、その下絵が展示してありました。
これまたすばらしいです。
こっちのほうが、素人の私にも、酒井抱一のウデマエがよくわかるように思いました。
見ていて気持ちがよくなる線描です。
二人連れの高齢女性が、「自由に描いてはるねえ」「まるで下絵みたいな描き方やねえ」と感想を述べてました。
なかなか見る目のあるお二人だと思いました。
記念コンサートは、「華コンサート:ヴァイオリン・ピアノ演奏:秋色に染まる萩の花」という、なんだかわけのわからんタイトルです。
ピアノ伴奏は、ジュゼッペ・マリオッティさんで、いかにも「イタリアン!」という感じの名前です。
ウイーン国立音楽大学夏期講習会教授で、いかにも「学者!」という風貌です。
それにくらべて、ヴァイオリンのマウロ・イウラートさんは、「アーティスト!」という感じです。
典型的イタリアンという顔立ちだと思いましたが、「フランス人です」といわれれば、典型的フランス人のような気もするし、「いや、実は日本人なんです」といわれれば、「そうかな」という気もする、え〜かげんな私であった。
とにかくかっこいい人です。
イケメンで、長髪で、クルクルチリチリのカーリーヘアなんです。
ハードロックバンドのリードギタリストと言っても通りそうな雰囲気です。
激しい演奏になると、額にかかるクルクルの前髪がゆれ動くのが実にかっこよくて、長髪にもクルクルのカーリーヘアにもこれまで縁のなかった私ですが、今からでも遅くない!長髪にして、クルクルチリチリパーマをかけて、激しく頭を振って額にかかるクルクルチリチリの前髪をゆり動かしたら、家内がどんなにか気持ち悪がるかと思うと、やっぱりやめとこ。