プロ野球の、「クライマックスシリーズ」という、ヘンタイ的というか変則的というか倒錯的というか、まあ、けったいな制度もすっかり定着しちゃったようである。
セリーグとパリーグのその年の1位同士が闘って「日本一」を決めるのはわかります。
だれにもわかる。
もし、セリーグとパリーグの2位同士が闘うとすると、「日本二」を決めることになるのではなかろうか。
勝った方が「真の日本一」ではなくて、「真の日本二」。
いや、1位同士が闘って、負けた方が「真の日本二」だろうか。
難しい問題である。
いずれ、クライマックスシリーズも、「どうせならみんなでやろう」ということになるにちがない。
「拡大版クライマックスシリーズ」
セ、パ両リーグの1位から6位までが参加する。
6位同士が闘うのは、「真の最下位」を決める戦いだ。
セリーグとパリーグの最下位同士が闘って、勝った方が「真の日本最下位」だろうか。
勝った方が最下位というのもおかしいような気がするし、負けて「真の日本最下位」の座に輝くというのもおかしいような気がする。
「拡大版クライマックスシリーズ」にはいろいろ難しい問題があるようだが、プロ野球関係者の叡智と努力をもってすれば、実現は不可能ではないと思う。