朝日新聞の記事。
世界の「ぜいたく品市場」で、日本はこれまで第一位だったけど、二位の中国に激しく追い上げられて、近いうちに首位交代ということになるらしい。
この重大なというかどうでもいいというかわけのわからん発表をしたのは、「世界ぜいたく品協会」だそうです。
そんなヘンな協会あるんですね。
「ぜいたく(贅沢)」というのは日本語で、中国では「奢侈」というようです。
「世界ぜいたく品協会」も、中国では「世界奢侈品協会」になってます。
私は小学生のころ書道教室に通ってた。
「奢侈に流るな」という文句を書かされたのを思い出した。
小学生によくこんな難しい文句を書かせたもんだと感心する。
例によって私の脳に聞きたい。
50年以上前のこんなしょーもないことをなぜ思い出すのだ。
「贅沢」の「贅」は、元は「よぶんな、むだな」という意味で、「やたらカネを使う」というのは「奢侈」のほうらしい。
世界一の規模という日本の「ぜいたく品市場」であるが、近年は中国人客がかなりの割合を占めているそうだ。
さて、「ぜいたく品」とはなにか?
宝石とかブランド品か。
なんか、キメはあるんでしょうか。
まあ、「きのうのぜいたく品は今日の必需品」といいますから、決めるのも難しい。
私が社会人になったころ、得意先で、トラックにクーラーをつけるのがぜいたくだとか、いや今や必需品だとか、ちょっとした問題になってました。
1970年ごろ、トラックのクーラーは、ぜいたく品から必需品になりつつあったんですな。
となると、「世界ぜいたく品協会」も50年後には「世界生活必需品協会」と名前を変えて、宝石やグッチ、エルメスの売れ行きの調査をやめて、ティッシュペーパーや洗剤やタワシの売れ行きを調べるようになってるかもしれない。
なってないか。