若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

330円

近所の店で、竹製の熊手を買いました。
中国製で、長さ1メートル強かな。

330円。

この値段、おかしいんじゃないでしょうか。

私の手に入るまでのことを考えてみる。

日本の商社が、中国の会社に注文する。

中国の会社が、竹を取ってきて、切ったりつないだりして熊手を作る。

トラックで中国の港まで運ぶ。

船で日本の港まで運ぶ。

港からトラックで倉庫に運ぶ。

ウチの近所の店が注文する。

倉庫からトラックで店まで運ぶ。

私が買いに行く。

330円。

計算合うんですかね。

「この熊手にかかわったみなさん、もうけてますか?」と聞きたい。

どう考えてもわからない。
というか、どう考えていいかわからない。

「この熊手、1000円です」と言われても、びっくりしません。
1万円と言われたら、高いと思うけど。

330円でなくてもいいと思うんですが。

経済は不思議である。

きのう、私が竹の熊手をかついで、難しい顔をして歩いてるのを見かけた皆さん、私はこういうことをいろいろ考えながら歩いてたんです。