近くにある大和文華館の秋の特別展、「蘇州の見る夢:明、清時代の都市と絵画」に家内と行きました。
タイトルがしぶい。
激シブです。
よほどの東洋美術通でないと行く気にならんでしょう。
その、激シブ特別展に、よほどの東洋美術通でもない私たちがなぜそろって行ったのか。
大和文華館は、秋の特別展では、近隣自治会に招待券をくれるんです。
タダなら行かなきゃ損、というわけで、行ってきました。
明、清時代を代表する名画がならんでました。
重要文化財も何点かありました。
どの作品にも、時代が感じられるとか、時代がついてるとかいうべきなんでしょうが、私には、汚れてるとしか思えませんでした。
「なんでも鑑定団」の安河内先生なら、「残念ながら、状態が悪いですねえ」というようなコメントがあるんじゃないでしょうか。
いや、先生なら、「時代が感じられますねえ」というのかな。
とにかく、まっくろけ。
いや、茶色もありましたけど。
黄ばんでるだけというのもあった。
蘇州の見る夢じゃなくて、蘇州の見る悪夢という感じでした。
口直しに、大和文華館のすぐそばの、中野美術館に寄りました。
小さな美術館で、大正、昭和期の洋画と日本画のコレクションです。
いつ来てもおなじみの作品ですが、ほっとしますね。
大正、昭和の見る夢の方が楽しかったです。