久しぶりに自画像尾を描きはじめました。
美術予備校で、社会人クラスの女性が自画像を描き始めたのを見て、描いてみようと思ったんです。
彼女は私と同年配で、私より後輩です。
彼女の自画像を見てると、いろいろアドバイスしたくなる。
「顔のしわは、そう細かく観察してていねいに描かなくてもいいんじゃないですか」
「首の筋は、そんなに強調しない方がいいんじゃないですか」
まあ、先生がついてるから黙ってます。
自画像に限らず、人物画を描くといつものことなんですが、描き進めると、だんだん似てるように思えてくるんです。
不思議です。
いや、不思議でもなんでもなく、人間の悲しさというか楽しさというか、そんなとこですかね。
肖像画を描かせてもらうと、私にとってその人は私の絵がホンモノという気になってくる。
次にその人に会うとヘンな気がする。
あれ?この人、変わってしまったなあ。
どこか変だなあ。
さて、久しぶり自画像、今まさに、「そっくり!」という気になってきました。(^_^)/
しかし、もうちょっとなんとかならんかな。
何年か前、家内と仙台の美術館に行ったとき、いかにも「若き芸術家の自画像」!という感じの迫力ある絵に圧倒されたことがあります。
「こんな自画像が描いてみたい」と言ったら、「面構えがちがうからね」と言われました。
やさしくなぐさめられたのか、冷たく突き放されたのか、よくわかりませんでした。