若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

予備校の自画像

通っている美術予備校で鉛筆による自画像を描き終えました。

以前から、学生たちの自画像を見て感心してたんです。
力強くて引き込まれるような雰囲気があります。
若者の自画像だからかなと思ってました。

自分で描いても、そういう雰囲気にならない。
モデルが悪い、いや、悪くはないがトシを食ってるというのがまずいのかもしれない。

いちど、予備校自画像に挑戦したいと思ってました。
で、挑戦しました。

まず、かける時間がちがいますね。
自分で描くと、まあ三時間がいいとこです。
それ以上続かない。

予備校では、三時間を四回、合計十二時間で描きました。
自分ではもういいと思っても、先生のOKがでないんです。

四回目が終わって、先生に身体をもう少し描いてみますかといわれたんですが、許してもらいました。
学生たちは、まつげを一本ずつ数えて描くよう指導されてますが、さすがに私にはそれは要求されませんでした。
眉毛の生える方角は確認するよう言われましたが。

時間をかけて集中すればこういう絵が描けるんだと納得しました。
別にこういう絵が描きたいわけじゃないけど、いい経験をさせてもらいました。

出来上がった絵を学生たちの絵と比べると、やはりちがいますね。
何がちがうといって、若さがちがう。
モデルの若さじゃないですよ。
学生たちは描き方が若いと思います。
私の絵はどことなく老けた描き方です。

当たり前のような不思議なような事実です。