若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

緊張感

きのうは美術予備校。

仕事をやめてすぐ、カルチャーセンターの人物画教室に通い始めました。
一年ほどして、もう少し本格的にと思って、美術予備校の社会人クラスを受講することにしました。

予備校で、いいなと思ったのは、「緊張感」です。

受験生といっしょの教室なんです。
カルチャーセンターの気楽さはまったくない。

カルチャーセンターでは、休み時間があって、中高年の女性たちがぺちゃくちゃおしゃべりを楽しむ。
どうかすると、休み時間が終わって、モデルさんがポーズをとってるのにおしゃべりが止まらない。

温厚な私でも、「黙っとれ!」と言いたくなることが何度もありました。

予備校はちがいます。
空気が張り詰めてます。

社会人の私たちが張り詰めてるのじゃないですが、受験生たちの張りつめた空気を乱すわけにはいかない。
自然とこっちも張りつめてしまう。

こういう緊張感は、「趣味の教室」ではなかなかないと思います。

予備校には休み時間がありません。
おしゃべりもなし。
3時間、黙々と絵筆や木炭を動かす。

私と、同年配の女性Aさんと、男性Bさん。

ときどき、Aさんが、まったりとではあるが先生を困らせるような質問をしたり、Bさんが、「絵具のチューブのこの記号はなんですか」などと、高度な質問をして先生をとまどわせたり。

私は、ヘンな質問なんかせず、先生の指示通り黙々と作業。

教室は、シ〜ンとしてます。

自分が緊張してるわけじゃないのに緊張感を味わえる。
いいんじゃないでしょうか。