若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

説明会

今日は、公民館分館で説明会。

近くの小学校の2年生に、公民館の役割について話してほしいとのことです。

今年初めて「分館長」になったばかりの私が・・・。
質問攻めにされたらどうしよう。
小学2年生、バカにできませんよ。

3歳児だってばかにできません。

孫で思い知ってるので、ねじり鉢巻きで小学2年生を迎え撃つ。

11ごろ到着ということで、10時過ぎに分館に行って、先生指定の会場、2階の和室の鍵を開けようとしたところ、何たることか開かないじゃありませんか。

分館には6つ部屋があって、和室だけマスターキーで開かないんです。
スライド式のヘンなキーなんです。

2、3度開けたことがあるんですが、今日はどうやっても開かない。

えらいこっちゃ!

駆け下りて、事務室にいる今日の当番の女性二人に言うと、顔を見合わせて、「開けにくいらしいですね」「私たち開けたことないんですが、コツがいるそうですね」

コ、コツ!?

「なんか、戸を持ち上げるとか・・・」
「いや、私が聞いてるのは、鍵をひねるようにしてとか・・・」

なんですかそれは?

駆け上がって和室の戸にへばりついて持ち上げながらやったけど開かない。
鍵をひねるようにしてもダメなので、自分の身体をひねったり持ち上げたり、蹴ったりたたいたりしながらやってもダメ。

音を聞きつけたのか、高齢女性Aさんがやって来た。
Aさんは、分館で長年コーラス、体操、絵手紙などをやってる頼りになる方です。

助かった!
Aさんならだいじょうぶ、と思ったら、笑いながら、「難しいらしいですね。私も開けたことないの。いつも人に開けてもらうの」とのこと。

「その人をすぐ呼んでください!もうすぐ小学生が100人来るんです!」

そして、また戸にへばりついて、持ち上げたりひねったりけったりたたいたりしてたら、開きました。

ああしんど。

開いてしばらくすると、先生に連れられた小学2年生が到着しました。
108人。
引率の先生が子供みたいなのでカックンとなった。

二十数年前、ウチの息子がこの小学校に通ってたんですが、家庭訪問のとき、先生を見た父が、「子供みたいな先生やなあ!」と言ったのを思い出しました。

到着して、分館の前で整列、ごあいさついたしました。

後ろの方に、近所の啓太君がいたんですが、私の顔を、不思議そうにまじまじと見つめてました。
真剣な表情で、いぶかしげにじ〜っと見つめてました。

「あ!ゆうちゃんのおじいちゃんや!なんでゆうちゃんのおじいちゃんが・・・いや、ちがう人かな?・・・いや、やっぱりゆうちゃんのおじいちゃんや!いや、やっぱりちがう・・・」

眉毛を寄せる啓太君、おかしかったです。

生涯学習の場としての公民館を大いに宣伝して、これからも、市民のための開かれた場として、愛され親しまれる公民館になるよう努力する所存ですので、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げて、恐れていた質問攻めにもあわず無事終了したのであった。

先生が子供たちに何度も、「館長の若草さんが、みんなのためにお忙しいお仕事の時間を割いて下さって」というのがちょっと恥ずかしかったです。

帰るとき、一人の男の子が私の前に来て、「じゃんけん!」と言いました。
で、じゃんけんしたら、私が勝っちゃった。

もう一回、というので、後出しで負ける方を出したのに、その子がワンテンポずれてまた負ける方を出したので私が2連勝ということになって、その子は肩を落として帰って行って、後味悪かった。