きのうは防犯パトロール。
小学校の下校時刻に合わせて町内を巡回します。
下校の子供たちとすれちがいます。
低学年と思える男の子に、「おかえり!」と声をかけたら、私の顔をじ〜っと見つめる。
穴の開くほど見つめる。
そして、パッと顔を輝かせて、「あ!若草さんや!」と叫んだ。
5月27日に、小学2年生108人が、「町たんけん」の授業で、公民館分館に来ました。
公民館の役割について説明しました。
そのとき、引率の若い女の先生が、「分館長の若草さんです」「若草さんにごあいさつしましょう」「若草さんは、お忙しい中みんなのために・・・」「分館長の若草さんにお礼を言いましょう」と、「若草さん」を連発しました。
それで、この子は「若草さん」をおぼえていたんですね。
びっくりしました。
パトロールがすんだ5時ごろ、「若草さん」連発の先生が来られました。
子供たちが書いた手紙を持って来てくれたんです。
「わかくささんへ」という手紙です。
2年生108人からの手紙。
ずっしり重たいです。
感謝の言葉と、「わかくささんの説明で、公民館の役割がよくわかりました」などと書いてあった。
「トイレを貸してくれてありがとう。またトイレを貸してください」というのもあった。
「火事の時、6000人の人が公民館に逃げてきたと聞いてぼくはびっくりしました。ぼくも、火事の時はすぐに公民館に行こうと思いました」というのもあった。
これは、話がこんがらかってます。
私は、話の中で、「分館の利用者が、去年一年で6000人だった」と言いました。
そして、先日町内で火事があったとき、焼け出された人を、公民館分館に避難してもらおうという案があったと話しました。
それがこの子のアタマの中でごっちゃになったみたいです。
当日、私の説明の後、公民館で活動中の、「高齢者体操教室」と「高齢者卓球教室」を見学しました。
私も初めての見学でした。
体操教室の方は、体操というより、ふらふら動くというかふわふわ動くというか、まあそんな感じでした。
卓球教室は、ビシバシ打ちまくって、ちょっとびっくりしました。
かなり上級のグループだと思いました。
2年生の感想も同じでした。
「卓球は、球が速くてびっくりしました。よく続いてびっくりしました。体操はしんどそうでした」
「卓球グループの人達が、世界選手権に出たと聞いてびっくりしました」というのもあった。
これは私が悪い。
卓球見学の時、「この人たちは、世界選手権出場を目指してがんばってます」と話したんです。
そういう悪ふざけは、この子には通じなかった。
そのほか、
「若草さんは楽しそうですね」
「若草さんの話は上手でした」
「若草さんの公民館はすてきですね」
「また公民館に行きたいと思います。楽しみに待っててください」
いろいろありました。
手紙の束の表紙に、私の顔が描いてありました。
ほっぺたのほくろを黒々と書いてあるのを指して、先生はうれしそうに、「子供の観察力ってすごいんですよね〜」と言いました。