夕方、3歳児あきらくんが来ました。
ママが、兄の5歳児ゆうちゃんを病院に連れて行ったんです。
で、ウチで預かることになりました。
あきらくんは、はじめから、なんとなくおちつかなかった。
ゆうちゃんが病院ということで、不安だったんでしょうか。
私と家内で機嫌とってたんですが、家内が用事で出て行った。
あきらくん、一気に落ち込みましたね。
「おうちに帰りたい」
「おばあちゃんは?」
紙芝居を読んでやってもダメ、「おさるのジョージ」を見せてもだめ。
「おうちに帰りたい」
「おばあちゃんいつ帰るの?」
しかたなく、ポテトチップスを食べさせました。
最後の手段は食べさせるしかない。
そのうち、おばあちゃんが帰ってきたら、元気百倍。
こういう時、ほんとに、おじいちゃんの値打ちのなさをしみじみと感じます。
そして、おばあちゃんが用意した夕食を、ご機嫌でぺろりと平らげるやいなや、きっぱりと言いました。
「おうち帰る!おばあちゃん、送って行ってや!」
食べ終わった瞬間ですよ。