先日、人間ドックで見てもらいました。
去年、肺炎で入院してから、酒を飲む気がしなくなったのが気持ち悪かったからです。
身体はどこも悪くないんです。
悪くないのに酒を飲む気がしないのはおかしい。
で、人間ドック。
今日、結果を聞きに行きました。
どこも悪くないそうです。
今日のお医者さんも、飲む気がないなら飲まなければいいじゃないですか、とあっさりしたもんです。
誰も心配してくれない。
結果表を見ながら、60代と思える女医さんが、「おたくは、長生きの家系でしょう」と言いました。
たしかに、父方も母方も長寿系です。
数値と私の体型を見たらわかるそうです。
「血管が若いですねえ」と言われた。
前にも、眼科で、「眼底血管が若いですね」と言われたことがある。
まあ、たとえ血管でも、若いと言われたら気分いいです。
「どれくらいですか?」
「60代後半ですねえ」
ろ、ろ、60代後半って、せ、せ、先生、ワタシちょうど70歳なんですけど。
それって、若いというんでしょうか。
先生は、しきりに、病は気からという。
精神というか心というか、そっちが大事というんです。
私が、物忘れが気になると言ったら、先生は、「記憶というのは頭の中だけにあるんじゃなくて、このヘンにもあるんですよ」と言って、右手を高くあげて頭の上でぐるっと回した。
そうなんですか。
記憶って、空中に浮かんでるんですか。
「気もちは大事です。みんなで空を見上げて、あそこに星があればいいなと思えば、そこに星ができるんです」
そ、そ〜なんですか。
なんかメモしてるなと思ったら、紙を差し出して、「この本を読んでください」
本の題名と著者と出版社が書いてあった。
「この人、お医者さんですか?」
「ちがいます。医者は信用できません」
何かに勧誘されそうな気がしてドキドキしました。