今日は乗馬クラブ。
いつも同じレッスンの女性Aさんは、私より10歳くらい若い、ぽよよ〜〜んとした方です。
馬が大好きで、いつもリンゴやニンジンを持って来て、クラブの馬全部に食べさせてやる。
このクラブの馬で、引退して北海道や九州の牧場に引き取られて行った馬に、支援金を送ったり面会に行ったりしてる。
この人くらい馬をかわいがり大事にする人はないのじゃないか。
人の心馬知らず。
Aさんは、三度落馬してます。
一度は、同じレッスンで、私も目撃しました。
馬が止まらなくなって、ぐるぐる走り回って、他の馬にぶつかりそうになって急に止まったんで,Aさんは雨上がりの泥んこの馬場に投げ出されて泥だらけになったんです。
泥だらけのAさんが、「私が悪かったんですわ〜」と自分を責めて馬を責めないので、えらいと思いました。
今日、そのAさんがこんな話をしたんです。
「先週ね〜、主人がね〜、家で血ィ吐いて倒れたんですわ〜」
Aさんが言うと、なんだかのんびりした話に聞こえます。
人徳のたまものですね。
「主人がね〜、救急車呼んでくれて言うたんですけどね〜、血ィ吐いて倒れたくらいで救急車呼ぶのもな〜て思てたんですけどね〜、主人の手がぶるぶる震えてるのでね〜、う〜ん、やっぱり呼んだ方がいいかな〜、でもこれくらいのことで・・・」
救急車で病院に着いたら、すぐ集中治療室だったそうです。
「先生がね〜、なんたらかんたら症候群て言うてはりましたわ〜。なんやったかなあ。人の名前ですねん。なんたらさんとかんたらさんが、二人で見つけはった病気なんですて〜。それで、なんたらかんたら症候群て言うんですて〜、おかしいでしょ〜、あははは・・・。主人はね〜、今カロリーメート飲んでるだけですねん。まずいて言うてはりますわ〜」
Aさんは、べつに冷たい方じゃないんです。
ぽよよ〜んと乗馬を楽しんでおられます。