私が馬に乗ってると話すと、落馬を持ち出す人が多い。
たしかに落馬はつきものです。
馬に乗らない限り落馬することはない。
私は落ちたことはないですが、よく見るしよく聞きます。
大事に至ることはなく、落馬してお尻をさすりながら立ち上がるというのがほとんどです。
落馬そのものより、雨上がりの泥んこの馬場だったとか、馬糞の上だったとかの方が悲劇という感じです。
派手な「落馬!」ではなく、ずり落ちるのが多いです。
乗り手がバランスを崩して、立て直せずずるずる落ちる。
先日はベテラン男性が落馬したんですが、見ていた私が不思議に感じる落馬でした。
馬がコースを外れたので、修正するだろうと思ってたら落ちちゃった。
「え?そこ、落ちるとこですか?」
いっしょに見ていた女性も、「えらいあっさり落ちはりましたねえ~」と笑ってました。
この女性は落馬経験豊富な方で、泥んこ馬場への落馬は私も目撃しました。
連休最後の6日に乗馬クラブに行きました。
いつもは平日に行くので中高年ばかりですが、6日は女子中学生3人といっしょに乗りました。
まず中高年組4人で走った。
顔なじみの女性Aさんが調子よく走りだして、指導員が「いい感じいい感じ!」と声をかけたとたんに落馬した。
私の前を走ってたんですが、コーナーで馬がちょっとよじれたかなと思いました。
お尻をさすって立ち上がった。
中学生グループと交代。
中学生が走るのを見て、はは~、私たちの乗馬とぜんぜんちがうなと思いました。
「乗り」がちがう。
軽いです。
で、この子たちだったら、さっきのは落馬にならないなと思いました。
この子たちはずり落ちたりしない。
馬がよじれてもついていくし、体勢が崩れても立て直す。
中高年の落馬は、落馬じゃなくて、まあ成人病みたいなもんじゃないか。
治療法なし。
で、私は、おとなしい馬、鈍感な馬、動きの重い馬を指名して乗ってます。