若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ナゾ

駅の待合室で。

ベンチで本を読んでました。

私の二つ三つ横の席で、女性が本を読んでました。
毛糸の帽子をかぶって眼鏡をかけて大きなマスクをしてるので年齢不詳。
小柄で黒いスラックス姿です。

その向かいのベンチに、80代と思える思える非常に小柄な女性が座ってました。

しばらくすると、80代女性が、「きれいな足ですねえ!」と言いました。

私のことかと思って顔を上げたら、黒いスラックスの女性に声をかけたんです。

声をかけられた女性は、本から顔をあげて、「は・・・あ・・・は〜」ともごもご言いました。

80代女性は、「私らみたいになったらもうだめですわ」と言いながら出ていきました。

80代女性は、グレーのズボンでした。
どちらが美脚か、私には判断がつきませんでした。

乗馬クラブで。

60代女性のAさんは、馬が大好きです。
時間があると、クラブの馬を見て回ってます。
見るだけじゃなくて、持ってきたニンジンやリンゴを食べさせる。
水を飲ませてやったりブラシをかけたり。

馬は恩知らずな動物で、こんなAさんを四度落馬させてます。
一度は私と同じレッスンで、彼女が乗ってた馬がとまらなくなった。
ぐるぐる回ってほかの馬とぶつかりそうになって急停止してAさんは雨で泥んこの馬場に落馬した。

泥んこになったAさんが、馬の顔をなでながら「もう、悪い子やねえ。こんなことしたらあかんよ」とやさしく言った時はちょっと感動しました。

そのAさんが、「新しいお馬さんが入りました」と言ったんです。
馬房に名札がかかってたけど、英語で書いてあって何と読むのかわからないというんです。

よほどややこしい名前なのかと思ったら、メモした紙を見せました。

「TEXAS」と書いてあった。

「これ、何と読むんですかねえ?」
「・・・テキサスでしょう」
「はあ〜!テキサス!これ、テキサスて読むんですか!?」

正面切って聞き返されて自信なくなってきました。