芝生の庭は雑草との戦い、と言っていたのは数年前までで、今では戦いはあきらめて、除草剤のお世話になってます。
今朝、ザーッと一雨降ったあと、カンカン照りになったので、雑草がガンガン出てくると思って、除草剤を買いに行きました。
近所の、園芸店というか、家庭用品店というか、なんでも置いてる便利な店です。
私より少し年上の、気のいい夫婦がやってて、息子夫婦もいっしょです。
行ったら、おやじさんと奥さんがいました。
奥さんに、「芝生用の除草剤」と言ったら、にこにこと実にうれしそうな顔をして、「ザ〜ッと降ってカンカン照りだもんねえ。雑草出ますよね〜!あれだけ降って、これだけ温度上がったら、どんどん出ますよね〜!」
ウチの庭に雑草が生えるのがうれしくて楽しくてたまらないと言わんばかりである。
除草剤を取りに行って、手渡しながらも、「あれだけ降ってこれだけ温度上がったら・・・」とうれしそうに繰り返す。
お釣りを渡しながらおやじさんが温厚な笑顔で、「あのね、この除草剤をまいたらね・・・」と、まったりしたお国なまりで話し出した。
お国はどこか知りませんが、なまってます。
おやじさんの言いたいことはわかってます。
この除草剤を買うといつもなんです。
「あのね、これをまいたら、雑草が枯れるから、そのあとにね、シマジンをまくと、あと生えてこないから・・・」
「わかってます」
「あ、知ってる?」
「何年か前おやじさんに教えてもらってから、ず〜っとそうしてます」
買うたびに聞いてますとは言わなかった。