若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

声楽レッスン

声楽の公開レッスンに行ってきました。

小学生時代は透き通るようなボーイソプラノで天使の歌声と言われたこともあるこの私が、忘れていた夢にチャレンジ、声楽家を目指してレッスンをというわけじゃなく、なんとなく家内と行ったんです。

木村能里子という、ドイツで活動されている方のレッスンです。

1985年ドレスデン国立歌劇場と契約、その後ヴァイマール国民劇場のソリストとして活躍する傍ら、ドイツの大学で後進の指導に当たっておられる方で、この方と私がどういう関係かというと、ウチの娘のピアノの先生は本職は声楽の先生だったんですが、その先生のお弟子さんの知り合いの先輩の従妹の・・・まあ、なんかそういう関係だと家内が言ってました。

声楽の公開レッスンって、どんなんかなあと思って行ったんですが、いや、行ってみるもんでございますなあ。

おもしろかった!

この、木村能里子先生が、実にご陽気で楽しい。

吉本新喜劇座長というより、吉本新歌劇の座長という感じで、爆笑です。

新喜劇より新歌劇の方がおもしろいと思います。
ふざけてるんじゃないですからね。

真剣なレッスンですよ。

木村先生は、新喜劇風にヘンな顔もするんですが、ふざけてヘンな顔をするんじゃない。

発声の悪いお手本で真剣にヘンな顔をする。

下あごをグイ〜ンと突き出したり、鼻の下をベロ〜ンと伸ばしたり、舌をベ〜っとだしたりして、そのままの格好で講義をするんだからたまりませんわ。

生徒は二人で、一人目は大学の声楽科の4年生。

この人がレッスンの最後で、「恋とはどんなものかしら」を歌って、木村先生が伯爵夫人役というところでは、「教える」「学ぶ」というのは美しく楽しいもんだなあと感激しました。