きのうの夕方庭で草むしりをしてました。
今年の主力の雑草は芝そっくりです。
ほっといても素人にはわからない。
一見きれいな芝生、よく見れば雑草だらけの芝生です。
で、私も、今年の芝生はいつになくきれいだなあと思ってました。
雑草だらけの芝生とわかってるのにきれいな芝生に見える。
これは心理学的に説明のつくことなのか心理学を持ち出すほどのことでもないのか、まあどっちでもよろしい。
で、見て見ぬふりをすれば見逃せられるのだけど、じっくり見るとこれではちょっとと思えてきて雑草を抜き始めたんです。
最近ちょっと雨が降ってるので気持ちよく抜けます。
しぶとい雑草がおもしろいように抜ける。
で、調子に乗っておもしろがって抜いてたら雲行きが怪しくなってきた。
一雨きそうだな雷も鳴りそうだなと思って空を見上げた瞬間、ピカッと光って、バリバリッ!パキパキッ!ピシピシピシッ!と乾ききった雷鳴!
差し迫った命の危険を察知した私は反射的にその場にぱっと腹ばいになると進化の過程を逆走、爬虫類に変身、芝生の上を猛スピードでガサゴソはって玄関ドアに突進、転がり込んでことなきをえたのであった。
雷が鳴ったら身体を低く、が常識です。
中途半端はいけない。
我ながら危機対応力抜群と満足であった。
窓から見ていた家内は、芝生に新種のオオトカゲでも出現したかと思ったほどで、
腹ばいになって芝生の上を玄関ドアに向かって突進する私のあまりにもしなやかな身のこなしにほれなおしたそうです。
結婚以来家内が私にほれなおすのはこれで68回目だというんですが、私の記憶では72回目なんで言い争いになってしまって気まずかったし、雨も降らず雷も一発だけで、腹ばいになってシャツが汚れた分だけ損した気分である。