今年の芝生は一見よろしい。
かなりの雑草なんですが「芝風雑草」なんで芝素人にはわからない。
小学4年生のゆうちゃんなんか、「きれいな芝生やなあ」とわざわざお言葉をかけてくださったほどです。
若様のおほめの言葉に庭守りの爺は「うへへ~」と平伏したのであった。
本来抜きまくるべき雑草なんですが、これくらい芝似だと、ま、いいか、という感じでおたがいラクです。
芝生の向こうに生えてるのがグラジオラスで、これは期待外れであった。
去年、裏庭に二、三本咲いてたのが豪華だったので今年は球根を30個植えました。
30本のグラジオラスが一斉に咲き誇ればどれほど豪華であろうかと期待してたんですが、なんたることかぜんぜん一斉に咲き誇らなかった。
ポツンポツンと咲いた。
散発的に控えめにしぶしぶという感じで咲いた。
同時に植えたのによくもこれだけバラバラに咲けるもんだと腹が立つのを通り越してあきれたらいいのか、あきれるのを通り越して腹を立てたらいいのか迷うほどであった。
ポツンポツンともぐらたたき的に咲くグラジオラスを見て、あらためて一斉に咲いたらどれほど豪華だろうかと思うのであった。
先ほど家内と病院から帰って車を入れようとしてたら、あきらくんとママが通りかかった。
あきらくんが「おじいちゃんの車、クモの巣だらけやなあ!」と言った。
言われてうしろのバンパーのあたりを見たら、なるほどクモの巣だらけで枯葉がからまって廃車寸前という雰囲気であった。
うれしそうに笑ってるあきらくんを「うるさ~い!」と追い払ったのであった。
芝生をほめてくれたゆうちゃんと大変なちがいである。