若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

読心術

ウチの近くの商店街はさびしくなってきてます。

私たちが引っ越してきてから二十数年ですが、何軒もの店がなくなりました。
増えたのは整骨院だけ。

その中で非常に繁盛してるパン屋さんがあります。

ふつうの主婦が、自分の家族のためにとパン作りをはじめて、それを売り出したら評判になって、支店を出すほどです。
駐車場がいっぱいということも多い。

「ノンアレルギー」とかいうんですが、そういうことに関係なく私にとっておいしいパンです。
パンだけじゃなく、「無農薬野菜」とか肉とかも扱うようになって、ますます繁盛です。

私が買うのは食パンくらいですが、いろいろ買って何千円払ってる人もたくさんいます。

奥さんは小柄な人です。

一昨年、私が連合会の副会長で、自主防災防犯会を担当した時、奥さんから相談されたことがあって、頭のいい常識人という気がしました。

きのう、食パンを買いに行きました。
いつものように客が入ってました。

ちょうど入荷時だったみたいで、お店の女性たちが売り場で忙しそうに動いていて、奥さんがレジにいました。

勘定がすんで、私が「年内は何日までですか?」と聞こうと思って奥さんの顔を見た瞬間、奥さんが「年内は30日までです」と言ったので、パンを落としそうになりました。

「ええ〜〜!奥さん、今それを聞こうと思ってたんですよ!」

奥さんはにっこり笑って、「カレンダーの方をご覧になってたんで」。

さすが繁盛店のオーナーですね。