自分の土地から、第二次大戦中に落とされた爆弾が見つかったら、それを処理する費用は自己負担。
知りませんでした。
不発弾が見つかったというニュースは時々あります。
国が処理してるんだと思ってました。
今回出た裁判所の判断は、自己負担だそうです。
そんなあほな、と思うんですが、裁判所が言うんだから法律ではそうなるんでしょうね。
法律でそうなるのなら、ヘンな法律だと思います。
ネットで調べたら、平成21年の国会で照屋寛徳議員が不発弾について質問してます。
沖縄では、本土復帰以降2008年までに不発弾による事故で6人死亡、56人負傷だそうです。
照屋議員は、これまでの国の取り組みと現在の形に至る経緯について質問し、不発弾処理や不発弾事故の補償に関する法整備を求めてます。
それに対する国の答えは、これまでの経緯については古いことなのでよくわからん、法律を作ってまで不発弾処理をどうこうすることは考えてません、というじつに愛想のないものです。
愛想のないかわり、数字はならべてます。
自衛隊が処理した不発弾は、昭和33年から平成19年までで12万2千104件だそうです。
そのうち沖縄での処理数は、本土復帰から平成19年までで、2万9千567件。
平成19年と平成20年で、警察庁が把握している不発弾の発見届出数は、一番多いのが沖縄で、2万2千764個。
次が東京で、1681個。大空襲ですね。
次が福岡県、1101個。八幡製鉄ですか。
茨城県、726個。これはなんでしょう。
圧倒的に沖縄ですね。
不発弾数で圧倒的ということは、爆発数も圧倒的ですか。
東京大空襲や大阪大空襲どころじゃないんですね。
不発弾処理くらい国がやれよと思います。
それをやると、あれもやれこれもやれとなるのがこわいのかな。